周産期センターでの検診は順調そのものでした。職場や保育園に助けられ
穏やかな妊娠生活を送れていました。しかし、違和感を感じたその日の夜、
緊急入院することになりました。
今回は妊娠後期までのお話です。
検診はずっと順調だった
出産前の詳しい検査はしないと決めていたこともあり、定期検診のみでしたが
体重がいきなり増えることもなく、高血圧にも高血糖にもならず、つわりもほぼ
なくとても元気に毎日を過ごしていました。
エコーで見る双子もほぼ同じ大きさで同じように大きくなっているように見えて
いましたし、先生からもバランスよく育っていると聞いていました。
心臓の動きを見るエコー検査は、一人ずつ時間がかかり緊張もしましたが、今の
ところ大丈夫と言われてやはり一安心。赤ちゃんに何があっても受け止めるとは
言いつつ、元気に育って欲しいというのは変わりません。
でも、出産で死ぬ夢を見た
周産期センターに移って3回目の検診を終えた頃、ちょうどお腹が出てきたことが
わかる頃、変な夢を見て自分の寝言で目が覚めました。
「ごめんね、みんな守ってあげれへんかった。」
何を言うてるんや?!とビックリしてとりあえず生きていることお腹が大きいことを
確認しました。
出産時の夢で私だけがみんなを残して死んでしまう夢でした。
なんて夢を見るんやと、お腹が大きくなってくると悪夢も見やすいとは聞きますが、
この夢を機に出産に不安を感じるようになっていきました。
前置血管の告知、「全員助かりません」
変な夢を見た数日後の検診。
1番ちゃんの臍の緒が細いと告げられます。しかも、子宮口の近くを通っていてこれは
非常に危ないと。もし、1番が出てこようとしてこの大きな血管に傷がついてしまったら
1番はほぼ100%、2番は50%以上の死亡確率でお母さんも助からない可能性がある。
つまり、全員助からないことになると言われてしまいました。
うちの双子は一卵性の中でも”一絨毛膜二羊膜性”という最も多い胎盤を共有しているけど、
羊膜(部屋)は別という分類に入っていました。胎盤を共有していると言うことは、片方の
血管に何かあればもう片方にも影響があると言うこと。
夢なのか現実なのかちょっと怖い話に受け止められずにいました。
「必ず帝王切開になります。」
そりゃそうでしょうね。私は心の中でそう思いながら診察室を後にしました。
ドンドン大きくなるおなか、今だけと娘との時間を大切に
お腹が大きくなっていくスピードも長女とは比べものにならなかったです。
情報に、”半年くらいで臨月の大きさ”、”臨月には自分で足元が見えなくなる”など
お腹の大きさに関する情報を見ながらまさにこれだなと感じていました。
そして、あの夢以降特に大切にしていたのは娘との時間。
つわりも軽く、日々ベタベタくっついて過ごす中でお腹の大きさが気になるのか
「抱っこ。」と言わなくなっていました。
長女なりに気を使ってくれていると感じつつ、調子の良さそうな日はできるだけ
抱っこもしていました。立ってが難しいと感じるようになってからは座ってぎゅっ。
寝る前も大好きと伝えてハグ。できる限り愛情を伝えていました。
母子手帳をもらった頃、両親に報告
少し時間は戻りますが母子手帳をもらった頃、遠方の私の両親に報告があるからと来てもら
う事にしました。両親は毎月のように長女に会いに来てくれていたのですが、報告って何?
とワクワクしていました。
せっかくなのでと外食に誘い、その席で夫さんから
「二人目ができました。二人目というか、二人目と三人目で双子なんですけど。」
二人目を期待していた母は、二人目と聞いて喜ぶも双子と聞いて一気にオロオロしていました。
「どないするん?これは大変やな…。」と独り言を言い始め、父は父で、
「ひっくり返るかと思ったわ〜。まずめでたいわな〜。おめでとう。」
と言いつつ、苦笑い。
心配性の両親です。驚愕のニュースに空気はどんより。
「今考えたってしゃーない!とにかく元気に頑張ろー!!」
と父が盛り上げてくれました。
産休の入る頃には来ます
双子は産休に入るのが早く、8週間前から取得可能です。
私も前置血管のことがあったので早めに取得させていただきました。
母は、二人目やし早く出てくると思う。ましてや双子なんてもっともっと早いかも。と、
周りの経験も聞いて私が産休に入る頃にはこちらで住めるように準備してくる言ってくれました。
夫さんへの家事のお願いがなかなか届かなかった時期でもあったので、母が来てくれると決まった時は心から安心しました。
母が来てくれるまでは頑張ろう。
そう思いながら家の片付けや両親が来てくれる受け入れ準備をしていました。
初めて感じた違和感
おりものがいつもと違う。
そう感じて色々調べるとお産の兆候かもしれないと言う記事を見つけました。
この時まだ27週に入ったところ。
いやいや、まさかね。ちょっとお腹が張ることもあるからそのせいかな。
両親の受け入れの準備や、毎日の仕事に家事と動き回っていたのがいけなかったと
思い少し休まねばと思っていた頃でした。
検診でもここ最近のおりものが気になっていると伝えましたが、先生からも頚管も
短くなってないし大丈夫と言われ、思い過ごしかなと思っていました。
その夜はやってきた
両親が到着したのはちょうど長女の誕生日。
みんなに祝ってもらい大満足な長女。
誕生日は平日だったので週末に外食に出かけました。
「無理したらホンマにあかん。」と言われつつも、
まだまだ大丈夫やわ!先生も順調って言うてたし!
と両親に明るく元気ですアピールをしていたのに、帰りの車の中でいつもより強め
の張りを感じました。
お風呂に入っても張りは少し続いていたので早めに寝ることにしました。
いつも通り、娘と二人、おやすみなさいと言って眠ったはずでした。
ん?
お尻が濡れてないか?!
遂に漏らしたのか??!
焦ってお尻に手をやると、濡れていました…
でも、おかしい。とりあえずトイレに行きますが関係なく流れる何か
もしかして、破水した…?
頭に氷水をぶっかけられた気分です。
これはいかん!と焦っていると物音に起きてきた母。
👩私「破水したかも!!夫さん起こしてきてほしい!」
👱♀️母「え?ホンマに?自分でいきや〜。」
寝ぼけている母。
👩私「絶対イヤ!階段とか登りたくない!!」
👱♀️母「ぁ、そか…ほな起こしてこよか…」
母に起こされ緊急事態と察した夫さんはすぐに服を着替え準備してくれました。
多分、私は周産期センターのMFに電話をして夜間診療と受けることに。
多分とはもうここからMFのベッドの上までほとんど記憶がないからです。
残ったのは、起こすなと置いてけぼりにした長女の寝姿。
ごめんね。ひとりぼっちにして。そればっかりを思って病院に向かっていました。
