入院中のごはん

〜産後入院生活④〜

『入院中は食堂にご飯を準備します ママ同士で交流しましょう』

ワタシが出産した個人医院の入院のしおりにも書いてました

入院になるまで気にすることなくスルーしていた

ワタシは変な人見知り

おいおい いきなり初対面でご飯とか無理やろ

絶望しながらごはん初日を迎えます

お腹は空いたが腰はお尻と共に痛いし重い

仕方なく食堂に行くと名札が

座るところが決まってるのはかえってありがたかった

いい大人 気持ちがどうであれ一時ヘラヘラしながらサッと食べて自室に戻ればいい

そう思いながら食べ始めると

明日退院する人を囲んで話が盛り上がっていました

「うまくやっていけるのか分からんねー」

と言いながらも笑顔

数日後 ワタシは笑っていられるのだろうか…

まだオムツもまともに変えられず

沐浴では危うく沈めてしまっていた

でもこの人は笑っている

「なんとかなるし するしかないよね」

先輩ママは続けます

こんなママだと赤ちゃんは幸せやな

ちゃんとしなければと色々調べる虫になっていたワタシは救われた

先輩ママの背中を自然と見られる

このために食堂でごはんなんやな

ごはんの配膳の楽さだけかと思っていてごめんなさい

食事の内容は自分では絶対作らないような華やかで美味しいものが多かった

つまり ごはんを見て食べるだけでも会話が生まれる

一人で黙々とごはんを食べていたら不安なまま毎日を過ごしていたと思う

この病院で出産できてよかった

そう感じた入院ごはん

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